鎌倉時代、随一といわれた浄土式の称名寺庭園へ行ってみました!

こんにちは!イーエムジャパンの高橋です!

この称名寺(しょうみょうじ)のお庭にはじめてきたのは、
もう、25年前でしょうか?
当時は、まったくの荒れ放題。
教科書に載っている「金沢文庫」の隣なのに、見事な池と橋
でも、看板も朽ち、仁王門は今でこそ、鳩よけのネットがありますが
当時は、金堂も釈迦堂も鐘楼も仁王門も、他にも立派な門が
朽ち果てる寸前、なぜ、こうもほったらかしにされてるの?
一目見ても素人が「歴史的に重要な建造物と庭」とわかるのに・・・

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調べてみて、40年前には国の指定史跡として認定され、補修もしたのに、
20年過ぎ、25年過ぎ、ボロボロになってたんでしょう。
私が訪れていた頃は、橋の腐食が進んでる時期だったんですね。
そして、10年前に、平成19(2007)年~平成20(2008)年にかけて、
橋の架け替えが行われたそうです。

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「称名寺」は、ご存知、源頼朝の奥さん、北条政子さんの実家の菩提寺
朱塗りの赤門をくぐると桜並木の参道が続きます。両脇にはお店も・・・。

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鎌倉時代、この地に館を構えた鎌倉幕府の要人「北条実時」により、
正元元年(1259年)に称名寺が建立されたと記録されています。
突き当りには仁王門。

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鎌倉時代に造られた高さ4mの大きな仁王像が出迎えます。
実時は、文永4年(1267年)、審海を開山と迎え、真言律宗に改めたとか・・・
詳しくは、無料のガイドさんに聞いてくださいね。

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仁王門の向こうは、阿字ヶ池と「浄土庭園」!
こんな素敵な場所なのに、なんと無料!

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なんと、癒される~
もう、鎌倉の鶴ヶ岡八幡の大銀杏が倒れてなくなり、
段かずらの桜並木がしょぼくなった今、ここが一番!
700年前、800年前の大銀杏、孔子木がここにあるんですから!

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これは、平安時代中期以降の浄土式庭園の造園方。
苑池に橋を架けて金堂へ達するという、レイアウト!

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コレと同じ形式で現存する庭園は、岩手県平泉の毛越寺(1150年頃)なんだとか。
すごく、有名で、観光客がごっそりですが・・・
ここは、ほとんど、観光客がおりません。(うれしい)
立派な大銀杏、庭園、を独り占めして、
中世にタイムスリップできちゃう場所・・・

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緑豊かな金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に
金堂・右側に釈迦堂・鐘楼(称名晩鐘)があります。
浄土式庭園では、最後の遺例なんだとかで、ものすごく貴重なんだとか・・・
橋から、金堂へ一直線ですね!(極楽浄土へ行きたい願望がわかりやすい)

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本尊:弥勒菩薩(みろくぼさつ) (国指定重要文化財)があります。
ここでも、観光客がいなくて、とってもうれしいのです。

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阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」
北条氏一族が、滅んでしまうと、めちゃくちゃ荒廃。
でも、やっぱり、もったいないと思ったんでしょう。
そのほとんどは、江戸時代(1665年~1771年)に再建されたそうです。

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調べてみると、なんと大正11年(1922年)に国の史跡に指定されてます。
昭和47年(1972年)金沢山(きんたくやま)の一部、と仁王門までの参道、
塔頭などが「称名寺境内」として国指定史跡として追加指定されています。

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鐘楼だけは、1926年に修復されていると記録にあります。
大正11年の修復後、昭和47年(1972年)に修復され、更に
横浜市教育委員会により、昭和58(1978)年~昭和62(1981年)年
13世紀の絵図に基づいて、称名寺庭園池保存工事が行われ、
池やそり橋、平橋の復元、植栽、石組みの修景が行われたんだそうです。

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そうなんだ・・・。40年前には修復されていたんだ。
その後、平橋、反橋は、また腐食が進み
一時は撤去されたんだそうです。
そして、10年前の平成19(2007)年~平成20(2008)年にかけて、
国の重要文化財になっている「称名寺絵図」を基に
平橋、反橋の架け替えが行われたそうです。

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10年前には、13世紀の庭園が蘇ったというわけ。
平橋、反橋が13世紀の姿をたもっているこの称名寺庭園は
多くの人の心をうつはずです。
ほんとに、鯉も亀もいて、癒される場所です。

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池の左側は市民の憩いの場所となっていて、
歴史ある大銀杏のある公園になっています。

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これは中世にタイムスリップできるトンネル
この中世トンネルをくぐると、鎌倉時代の古文所へ
つまりですねぇ、日本最古の武家学問所「金沢文庫」に通じるのです。

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逆に、金沢文庫からトンネルをくぐると
称名寺庭園に出るというわけ

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孔子木や大銀杏が800年の時を経て、
青い空の下で、荘厳にそびえ立っています。(感動します)

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金沢山(きんたくさん) のふもとにある、史跡の数々
(この山の名前から金沢文庫ってついたんですね。)

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北条実時(ほうじょうさねとき)の子孫のお墓もありました。

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☆金沢山(きんたくさん) 称名寺 (真言律宗)

金沢北条氏一門の菩提寺。
鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展が起源とされます。
実時の孫・貞顕の時代には三重の塔を含む七堂伽藍を完備した大寺院として全盛期を迎えました。

朱塗りの赤門をくぐると桜並木の参道が続き、突き当りには仁王門。
鎌倉時代に造られた高さ4mの大きな仁王像が出迎えます。
仁王門横の通用門を入ると、阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」。
緑豊かな金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に金堂・釈迦堂・鐘楼(称名晩鐘)があります。

春の桜、初夏の黄菖蒲、秋の紅葉と四季折々の景観が美しく訪れる人の憩いの場所。
例年5月初めに境内で薪能が開演されます。

毎週土日の10時~15時には、横濱金澤シティガイド協会による無料庭園ガイドを実施。

◇本尊:弥勒菩薩(みろくぼさつ) (国指定重要文化財)
◇開山:審海上人(しんかいしょうにん)
◇開基:北条実時(ほうじょうさねとき)
◇創建:13世紀中頃

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▼「称名寺境内」への行きかた

①京浜急行「金沢文庫」東口下車徒歩15分

東口を背に、国道16号線の「金沢文庫駅前」交差点を渡り、右折、八景方面に
10m進み、標識に沿い、左折した路地を直進すると15分で左手にあります。

②シーサイドライン「海の公園柴口」下車徒歩15分

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今回、近くに喫茶店やら、おそばやさんが出来てるのにはびっくり!
史跡の無料ガイドさんが、たくさん仁王門前にいて、説明してました!
大事にされるのはとてもいいことだし、「史跡」として見直されて
多くの方に見てもらえて、荒廃がとまればなによりです。
お墓の中の北条氏の人たちも、800年の時を経て・・・
急に騒がしくなったぞ?と思ってるかもしれませんね。

11月の末~12月上旬になると、イチョウが黄色く色づきます。
ギンナンいっぱい落っこちてる、おススメの場所です。
お天気のいい日に、行ってみてくださいね。

今日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。

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